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<ぎさぎさの手>
混乱している泰三をじっと見ていたバチラスが、急に 金属の手を差し出します。
「こんにちは、タイゾウデスさん。バチラスといいます」
「あっ、こんにちは・・・・・・僕は『タイゾウデス』じゃなくて、 名前はただの、泰三・・・・・・なんです」泰三は、用心深くバチラスの手を握りました。
6本もある指は長く、泰三の腕まで握りしめ、 金属なのに微妙に温かく、沢山のぎざぎざしたおうとつがあるのです。
「タ・イ・ゾ・ウ? ググググッ」バチラスとニュークは声をそろえて静かに わらいましたが、泰三はこんどは下をむいてこらえました。
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