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<消え去る破片>
7足生物は、天井からクルリッと1回転して飛び降りました。
暗闇の中、7足生物の怒りに燃えた、吊り上がった赤い目だけが、近づいてきます。手も足も出ない泰三は、今度こそだめだと覚悟しました。 モールとボゾンは崩れるように倒れ、同時に、船内に灯りがともると、7足生物は安心したように穏やかな表情で「ヨカッタ、中までしみてないヤ」と言う意味の言葉をつぶやくと、泰三の手前に落ちている白い消毒薬にまみれたファイルを大事そうに拾い上げました。 続いて、泰三に気づくと、ニッコリ微笑み「大丈夫かい?」と言いながら、消毒液の泡をボソンの髪になすりつけたのです。 |
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