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<恐怖の錯覚>
作業をしている人の邪魔にならないように、静かに操縦パネルに近づくと、泰三は、あと2メートルのところで、急に足をビクッと止めました。
「ゆ、幽霊だ!」
操縦パネルの上には、1本の白く、
ひょろ長いものが、ぼんやり輝きながら、ゆらゆらとうねっていたのです。
「・・・・・・いいや、幽霊なんかいない、そんなの錯覚だ」
泰三は、じっと目を閉じ「目を開けたら消えている」
そう心に念じ、目をパッと開きました。
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