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<入口じゃない>
「あれ?なんか変だ」泰三は扉の前で立ち止まりました。
白い文字は遠くから見ると「入口」と見えますが、 よく見ると単なるマークのようにも見え、 さらに扉には書きなぐったような見た事もない赤い文字をみつけました。 「……日本の船じゃないのかな? でも外国の文字でもないみたいだ。 そうか、僕が宇宙にいる間に日本の言葉が変わったんだ。 でも、かあさんどうして教えてくれなかったんだろう」 泰三のイメージは膨らみます。 扉に近づくと、隣に、小さな丸いドアが 開きっぱなしになっているのに気づきました。 泰三が覗き込もうと首を伸ばすと、大きいほうの扉がひとりでに音もなく開きました。 |
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