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<廃墟とモール>
「ボソン、どこだーい!」モニターに映る、さまよう人影はモールでした。
モールは腰のあたりをさぐり、頼みの銃がないのに気づくと、あたりを不安そうにみまわし、崩れかけた壁に突き刺さった、1本の松明を引き抜くと、暗い闇の中を恐る恐る進みだしたのです。 オレンジ色の揺らめく炎は、真っ黒く深い影をつくり、悪夢のようにモールにおおいかぶさります。 廃墟の壁は厚く、天まで届くようにそびえていても、その足元は、なぜか床から浮かんでいたり、長く斜めに張り出した柱は、まるで重さがないかのように途中で折れていたり、いくつかの崩れたレンガが空中に浮かんでいました。 一方ニュークは、モニターのすみに映る地図をスライドさせながら、モールのいる場所を探していました。 |
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