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<地球の光>
そのとき、微かに射し込む青い光りが、ゆっくりとホールを照らして行きました。
コンコンッ、コンコンッ、咳き込みながらも、泰三は、再びよろよろと立ちあがり天窓にむかって両手をさし出しました。 「先生見えたよ」 「すわっていなさい!」ドナルド医師がジャングルジムの天辺までたどり着いた時、すこしずつ、すこしずつ、地球が天窓にその姿を現したのです。 子供も大人も無言で地球を見上げました。 青くやさしい光りに包まれると、泰三は苦しいのも忘れて嬉しそうに笑いました。 上げた両手は地球を支えているようです。 ドナルド医師も泰三が倒れないように、背中をそっと手でささえると、願いを込めて見上げました。 やがて、ドナルド医師は泰三を連れて行きました。 |
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