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<カエルの時報>
「へへっ、ばれた。でも先生やっぱりだめかも、僕、お家の場所忘れちゃったんだ」と泰三は足を下ろしながら笑いました。
モニターに映るドナルドの背後でかすかに声がします。
"第3デッキの子供たちは、リクレーションホールへ集まってください"
「さあ、時間だ、遅れるな」ドナルドは立ち上がり、モニターから消えてしまいました。
「まって先生! 昨日パイパーネットで見たんだけど、今アフリカでは、原始マサイ族とポラ族の決闘がすごくて……あっ」
そういいながら、泰三が見上げるとエレベータはすでに出ていました。
――6時26分30秒ケロケロッ。パソコンがカエルの声で時報を告げます。
泰三は、慌てる様子もなく、ニッコリ笑うと、低くしゃがんで、パソコンをポケットにねじ込み、マグネット靴のボタンを解除し、頭上を見つめると、思いっきり飛び上がりました。
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